井笠鉄道廃線跡をちょっとだけ歩く。

0
     中国地方に出張してきました。笠岡の町で軽く打ち合わせしたのですが、予定より30分ほど早く終わってしまいました。笠岡といえば、井笠鉄道の起点駅でもあります。何か遺構でもないだろうかと、廃線跡を少しだけ歩いてみることにしました。

     笠岡駅には全く当時の面影を残すものはありません。駅の跡地は駐車場になっているようです。ここを、山陽本線に沿って歩いていくと、明らかに鉄道路線の跡地と思われる緩やかなカーブが見えてきました。



     おそらくこれが井笠鉄道の廃線跡でしょう。道なりに歩いていきますと、小さな川を渡ります。この川を下っていくと、井笠鉄道の本社があり、ホジ9型が保存されているそうですが、時間が無いのでそれはパスしました。



     川を渡ってからも緩やかな右カーブが続きます。昔の面影を残したまま、遊歩道になっていますので、かなり当時の雰囲気がつかめるような気がしました。お寺の脇を抜けるあたりから、上り勾配が始まります。



     しばらく歩くと、築堤が現れました。これはまさに鉄道線路の跡という佇まいです。



     さらに歩いていくと、線路跡は横の県道34号線に飲み込まれてしまいました。ケアハウスとリハビリセンターが立ちはだかっています。



     ここまでかなと思い、ふと道路脇に立っているバス停を見ると、何と「くじば」と書いてあるではありませんか。



     ここが井笠鉄道の車庫があったくじ場駅の跡地という事のようです。しばし感慨に浸りました。※googleマップで見てみると、ストリートビューで、くじ場の停留所を見る事が出来ます。

     リハビリセンターを過ぎると、遊歩道は再び県道を離れて、井笠鉄道の廃線跡を辿っていくようでした。時間が無いので、ここで駅に戻る事にしましたが、しばしの間、軽便鉄道のあった所にいることが出来たのは望外の喜びでした。

     井笠鉄道は倒産のため、記念館などの存続が危ぶまれているようですが、何としてでも維持して欲しいと思います。




    鉄道模型社のBタンクと、エンドウのB20。

    0
       軽便鉄模アンテナさんで、つぼみ堂のBタンクが紹介されました。
       ところが、私の周囲では、この機関車を持っていた人は少なかったのです。入荷していた模型店が少なかったのでしょうか?
       
       一方で、私を含めて、小学生時代から鉄道模型をやっていた少年たちがだいたい所有していたのが、鉄道模型社のBタンクでした。ですから、私にとって、16番のBタンクというと、鉄道模型社のものがまず思い出されます。

       

       これは、一昨年くらいにヤフオクで入手したもの。今でも走りますが、物凄い異音がします。モーターのせいですかね。そのうち優秀なモーターに換装したいところです。
        つぼみ堂とは違って、バッファが付き、動輪もスポークが抜けていますし、サイドタンクが傾斜していてちょっとお洒落なデザインで、私はこの機関車が大好きでした。

       ところがこやつ、走らないのです。私を含め4人ほどが持っていましたが、そのいずれも数ヶ月でモーターが焼け、走行不能になってしまいました。元々使っていたモーターに問題があったんでしょうねえ。 分解して、カツミのDV18を付けようとしましたが着きません。仕方なくそのまま廃車となり、ダイヤモンドスタックのみ、ナローの機関車に転用されて生き延びていました。
       
       その頃、彗星のように登場したのがエンドウのB20でした。当時のエンドウお得意の、オールダイカストボディで、質実剛健。優秀なDV18モーターを積み、よく走る、よく牽く、小型ながらも稼働率の高いロコでした。
        ただ、B20もどきなのが惜しいのです。私は戦時型機関車は好きですが、このB20は、もっさりしていて、あまり頂けません。モーター中心に設計されているせいか、バランスが崩れているんです。これならわざわざB20としなくても、もう少しそれらしい機関車があったように思うのですが。(クラウスの10型とか)



       こちらも、当時入手したものは一度撤退したときに手放し、最近、これまたヤフオクで買いなおしました。こちらは今でもよく走ります。
       



       16番は既に引退しているのですが、小型車両オンリーの少数精鋭で、もう一度初めても良いかななどと思う今日この頃です。 

      愛すべきフランス戦車 ”そど子”のシャールB1

      0
         今日は戦車を作りました。と、いっても完成品にウェザリングしただけ。

         イージーモデルという、読んで名の如しのメーカーの製品なのですが、実はこれ、マカオのプラモデルメーカー、トランペッターの別ブランドだそうです。イージーモデルで検索すると、色々出てきますので、意志の弱いかたはご注意ください。

         特に航空機関係が素晴らしいんですが、ひとつだけ紹介しておきましょう。

        A6M5零戦 谷水竹雄飛曹長 鹿児島1945
        B001894L2A

         
         さて、私が買ったのは、ガルパンでも「カモさんチーム」として登場したフランスのシャールB1重戦車です。  トランペッターのキットを買い逃し、うずうずしていた所、こちらの完成品を発見したので、思わずポチっとやってしまいました。
         


         そもそも「シャール」ってのは英語で書けば「Chariot」なわけで、「戦闘馬車」です。つまりB1型戦車というわけで、「シャールB1戦車」と書くとおかしいのですね。こいつを作ったのはルノーなので、ルノーB1型重戦車と呼ぶのが正しいでしょうか。


         
         完成品なので、簡単にウォッシングとドライブラシをかけておしまい。キットのままだと、質感がプラプラしすぎていて今ひとつなんですが、ウェザリングするだけで見違えるほど良いものになります。 たまにはこういうお手軽加工も良いものです。塗装は、ドイツ軍の鹵獲仕様で、1944年なんて書いてありますけど、後方支援でもしていたんでしょうかね。こんなにドンくさい戦車がドイツ機甲師団の中で活躍できたとは思えません。トーチカ代わりかな?※flammpanzer(火炎放射戦車)でした。



         ルノーFT17に次いで、フランス戦車が仲間に加わりました。フランス戦車大好きなんですよ。WWIのサンシャモン突撃戦車とか、作りたいところですが、キットが無いんですね。自作するほどのパワーもなく、はてさてどうしたものか。
         
         ついでに昨日ご紹介した25ポンド砲も塗装したんですが、これは完成してからお目にかけることにしましょう。

        フラットカーを作る(6) 新しい積荷

        0

           さて、戦時型フラットカー4両編成の、最後の積荷です。



           トトロ君のアイデアを拝借して、野砲を作ってみました。英国製オードナンスQF25ポンド砲です。
           ドイツ軍の野砲はカッコ良すぎるので、ここは無骨なイギリス式。鹵獲されたんでしょうかねえ。



           後ろに付いているのはリンバーと呼ばれる弾薬庫で、これを連結してクォードの多角形トラクターで牽引していたわけです。砲の下にぶら下がっているスポーク車輪みたいなものは、これを外して地面に設置した上に砲のタイヤを載せて、砲を回転しやすくするために使ったものです。あれっ、リンバーのほうのタイヤの止めナットがずれてますねえ、あとで修正しなくちゃ。

           エアフィックスの1/76キットの素組み。古い製品なのでヒケとバリだらけで往生しました。防盾が分厚すぎますねぇ。ネットを検索したら、ここを作り直した素晴らしい作例に出会いましたが、こちらは積荷ですので凝らずにそのまま組み立てます。塗装はチョッと凝りたいところ。

           これをフラットカーに搭載します。何体かフィギュアも並べたいところです。少し考えてみましょう。



           その、フラットカーのほうは、全車ナットを装着しました。左の木造のほうは、台車が回転しないように0.8φ真鍮線でストッパーを付けました。



           さて、これでフラットカー4両がほぼ出来上がりました。あとはレタリングと最終仕上げ程度です。

           次は、この編成に繋がる客車を作ろうかな?それとも牽引用の機関車?
           少し考えてみることにします。


          鉄道エロ本収集趣味

          0
             今日のブログは18禁です。小学生とか高校生は読んじゃダメですよ!!

             それはさておき、某氏のコレクションをtwitterで拝見して、唸ってしまった。「鉄道が背景になっているエロ本」である。その写真が実に素晴らしいのであった。

             まずは1枚目のサンプルをご覧頂こう。



             明らかに昭和60年代風の女子高校生。もちろん似非女子高生であるわけだが、この写真で見る限り、当時のエロ本似非女子高生の中でもわりとイケてるほうではないだろうか。その背景に走っているデンシャは富士急だ。富士急だが出自は小田急だ。小田急の1900形、ABF車と呼ばれた車両である。これは良い写真であるが、少し出来すぎ感が無いわけでもない。

             で、ここからこの子がどうなっていくのは知らないけど、叙情的だよねえ。こういうのは現代のエロ本(ほぼ絶滅状態と思われるが)には見られないこだわりだよな。

             続いてもう一枚。



             こちらはグッと昭和趣味。女の子のレベルもそれなりで、それが返ってエロっぽさを醸し出しているのである。※と、思ったら上の写真の女性と同じなんだそうです。芸名「小川恵子」、初期ビニ本の伝説的モデルなんだとか!!

             服を着ているほうがエロいという事を、最近の直接的感性しか持ち合わせていない人たちは、もう少し良く知るべきだ。想像力が働かないから、ダビデ像にパンツを穿かせろなどというエロいことを公衆の面前で平気で喋っちゃったりするわけだ。ああ恥ずかしい。

             ところで、こちらの背景に写っているデンシャは東武だ。元国鉄63系の譲渡車7300系(で、いいのかな?東武は良く分からん)である。1984年に全廃されているそうなので、この写真はそれ以前に撮影されてるんだなあ。このお姉さんは20代前半と思われるので、要するに俺と同世代なのかもしれない。

             こういう写真の掲載されている本を集めてみたいなという欲求に駆られるわけだが、こういう本の収集は、かなりハードルが高いのだろうか。この手の写真は、雑誌の最初のほうか最後のページくらいに載っていそうだから、エロ本みて、裸のページを見ないで選ぶってのも、傍から見たら随分おかしな人に見えそうだよな。


            鉄道とアニメ:その3

            0
               さて、書くほうはすっかり飽きてしまったこのテーマですが(おい)、中途半端なまま辞めるのもアレなので、一応最後まで書いていきましょうか。

               前回の日記で、何故美少女フィギュアと鉄道模型が一緒の雑誌に掲載されているかのような誤解を受けたのか、という話でした。この点を突き詰めてみます。

               端的に言ってしまえば、世間一般の人には、鉄道模型もプラモデルも美少女フィギュアも全て同列なのです。「模型」というジャンルで括れば、ここにはモデルガンやミニカーも加わってきます。まあ、それだけの事なんだと思います。深く考える必要はないんです。

               要するに多くの趣味の中で、模型に該当する部分が十把一絡げになっているだけの話なのだと思います。模型に興味ない人の模型に対する認識なんて、その程度でしょう。

               逆の話をしてみます。例えば、軟式テニスと硬式テニスは色々な意味で違うスポーツですが、テニスをしない人たちにしてみれば、同じテニスという枠で括られてしまいます。軟式テニスが上手い人が硬式テニスも上手いかというと、そんなことはありません。(もちろん、両方上手な人もいるでしょう)
               鉄道趣味の中でも同じことが言えますね。乗り鉄と撮り鉄、模型鉄はそれぞれ相容れない部分もあるし、クロスする部分もあります。ですから、ひとえに鉄道趣味と言っても千差万別なわけです。

               ところが、そんなことは鉄道に興味のない人にとっては瑣末な違いでしかありません。従って、鉄道に興味のない人から見れば、鉄道好きはみんな一緒。誰でも新幹線が好きで、時刻表を見るのが好きで、乗っていない路線に乗るのが好きで、電車に乗ったら先頭車でかぶりつくのが好きで、Nゲージを集め、廃止になる電車を追いかけて大騒ぎするものだと思っています。(私はひとつも当てはまりませんが)

               ですから、ここでいう「鉄道やってる人」は、幾らでも置き換えがききます。「戦車模型をやってる人」でも、「ガンプラ作ってる人」でも、同じことだと思うのです。

               そういう乱暴な括り方をしてしまうと、それは、悪意を持ったステレオタイプな鉄ちゃんの姿に集約されていきます。要は、一番嫌われるタイプの、うざったい鉄道ファンというヤツですね。そこに、気持ち悪い趣味の代表としての美少女フィギュアが結びついて、鉄道やってる人はアニメや美少女フィギュアが好き、という、悪意のある設定になってしまうのだと思います。

              しかし、その中にドールハウスはありません。シルバニアファミリーもない。リカちゃん人形もありません。美少女フィギュアとリカちゃん人形は似て非なるものです。

               それは何故か。

               リカちゃん人形は女の子の趣味ですが、美少女フィギュアは「男性」の趣味です。(例外もあるでしょうけど、例外を気にしていたらきりがないので)そこに悪意が生まれる隙が出来るという事なんだと思いますね。美少女フィギュアっていうのは、趣味のヒエラルキーの中ではかなり下賤な趣味と思われていると思います。かなり痛い系の趣味ですよね。それは、男性の性的欲求を満足しうるもの、という意味も含めて、あまりおおっぴらに出来ない趣味だからではないでしょうか。

               鉄道趣味も圧倒的に男性の趣味です。さらに、鉄道に興味がない人に言わせれば、鉄道趣味は、どちらかと言えば子供の趣味であって、「いい年こいて電車が好きなんてみっともない」的な扱われ方をしているのに対して、美少女フィギュアも「みっともない」趣味の代表格みたいなもんです。ですから、これらが結びつくのは容易なのだと思います。

               私は美少女フィギュアもアニメも、それぞれ立派な趣味だと思っています。美少女フィギュアは、ちょっと他人には見せられないかもしれないけれど、模型趣味をやっている者として、純粋な模型として美少女フィギュアを見た時、その造型とか塗装技術には参考になる点がいくつもあります。アニメについては言わずもがなですね。

               ですから、このような話をされたとき、いたずらに反発するのは逆効果なのではないでしょうか。平然と受け流すくらいの気持ちが必要です。むきになって、「鉄道ファンに美少女フィギュア好きなどいない。いても少数派だ」などと言い出すと、かえって悪い印象を相手に与えてしまうのではないでしょうか。「美少女フィギュア、いいじゃん」くらいのフトコロの深さが欲しいものです。

               では、本当に鉄道やってる人で、美少女フィギュアが好きな人は少ないのか。

               買いもしないし、興味もないふりをしつつ、実は結構隠れファンがいるような気がするんですが、いかがなもんでしょう。

               ええ、私は好きですよ。絶対買わないけど。(笑)

              <おわり>




              フラットカーを作る(5) フィギュアとナット

              0
                 さて、今日もフラットカーの工作を続けています。

                 まずは積荷ですが、こちらの映像の中盤(4:30くらいから)を見ると分かるのですが、結構人が乗っているんですよね。このイメージを再現するとなると、やはり人は欠かせません。



                 そこで、プラモデルのフィギュアの中から、よさげな人材を物色してみました。



                 ズベズタというロシアのメーカーの製品です。立ち姿のドイツ兵が5名。準戦闘モードですけれど、使えないことはなさそうです。



                 プライサーの人形と比較してみます。大人と子供くらいの違いがありますね。プライサーは元々小さめなのと、ズベズタが大きめという事で、余計にスケールの違いを感じます。

                 早速これを使って、塗装を行い、フラットカーに配置してみました。



                 こんな感じです。かなり細かいディテールが付いていまして、細密感たっぷりに仕上がりました。目が追いつかないので拡大鏡のお世話になりっぱなし。

                 早速ジオラマを仕立ててみます。
                 積荷は何なんでしょうか?一個分隊5人で警備していますから、そこそこ重要なブツなんでしょうねえ。



                 とりあえず、1両目はこれで完成と思ったのですが、昨日のブログを見て、まーくんからアドバイスを頂きました。

                NPCのフラットカーの記事ですが、これを見ると、妻面にナットが植え込んであるんですね。これを表現してみます。

                 アドラーズネストなんざ買えません。たまたま、別の用途に使おうと思ってストックしておいた、コトブキヤの六角ナットです。これを使ってみましょう。



                 小さめのものを使って、ワッシャをかますと丁度良さそうですが、こんな小さなワッシャも円形のパーツも無いので、これは宿題として、大きめのパーツを直接貼ってみました。



                 これで、ぐっとディテールアップした気がします。あと、もう少し手を入れたら完成です。

                フラットカーを作る(4) クイーンポストの製作

                0

                    さて、久々の鉄道模型工作です。
                   前回、ポストの材料として、ハンドレールノブを買おうと思ったのですが、ロスト製で高いのです。1個100円くらいします。そんなタカいものは使えないので、色々考えた挙句、Nゲージのパイピング用割ピンを使ってみることにしました。



                   36個入りで350円、1個10円しません。これこそ貧乏人のパーツです。これを使って、0.5φの真鍮線にハンダ付けしていきます。

                   2両はクイーンポスト、もう2両はキングポストにしてみました。キングとクイーンの違いは、センターに1つだけポストがあるものがキングポスト、2つ並んでいるタイプがクイーンポストになります。ボギー車は基本的にクイーンポストだと思いますが、形態の違いを楽しむという意味でキングポストも使ってみました。

                   取り付け方法は、台枠の梁に0.5φの穴をあけ、そこにハンダ付けした割ピンを差し込むだけ。あとは瞬間接着剤を流して固着します。塗装は黒ですかね?グレーや茶色でもいいでしょうか。



                   真横から見ると、随分細密感が増したように思います。

                   さて、ここまで来たら、一気呵成に行きます。桧棒で作ったほうは、塗装ではなく薄めた墨汁を塗って、ヤレた感じを表現してみました。

                   もう一両のプラ製フラットカーのほうも、前回同様の手法で塗装します。

                   さて、これでほぼ完成ですが、ここから積荷を作っていきます。戦車も積荷のひとつですが、それだけでは面白くないので、色々作ってみようと思います。その話はまたいずれ。




                  鉄道とアニメ:その2

                  0
                     昨日の続きです。初見のかたは、是非その1から読んでください。

                     まず、おさらいの意味で、大元の発言を再掲してみましょう。

                    「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?って考えてたけど、僕が思うに、彼らの視界に入るからだと思う。〔老薪垢覇韻古垢謀監札魁璽福 と美少女フィギュアコーナーがあって、目につくから ▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載ってて目につくから。」

                     おそらく多くの鉄道模型好きが、異を唱えるんじゃないでしょうか。
                    「模型店で同じ店に鉄道コーナー と美少女フィギュアコーナーがあっ」たりしませんよね。一般的に、鉄道模型の店に美少女フィギュアコーナーなどありません。

                     では、何故この人はそのような錯誤をしたんでしょうかね。
                     実は、そのような形態を取っている店が、都内には2件ほどあります。
                     ひとつは、秋葉原のボークス。ここは一階がフィギュアコーナーで、二階に鉄道模型やプラモデルなんかを売っています。ここに来れば、嫌でも美少女フィギュアの気持ち悪い(失礼)ポスターを掻い潜らないと、目的地に辿り着けません。
                     もうひとつは、同じ秋葉原にある、LAOXアソビットシティ。ここは美少女フィギュアから始まってなんでもかんでもある。鉄道模型コーナーは5階にありますので、エレベーターを使わないで行くと、キャラクター系やガンプラの階を通り抜けて上がっていかねばなりません。

                     そのほかには、ヨドバシカメラの模型コーナーなんかにも、鉄道模型と一緒に美少女フィギュアが置いてあったりしますが、その横にはガンプラもあったりしますから、鉄道だけでなく模型全般という感じです。

                     一方で、同じ秋葉原でも、皆さんご存知のIMONやタムタム、ポポンデッタ、GMストアなんかに美少女フィギュアはありません。(鉄道むすめとかはありますが)
                     ですから、これを書いた人は、間違いなく「鉄道模型専門店」に足を踏み入れたことはないのでしょう。もしかしたら、ボークスやアソビットシティすら入ったことがないのかもしれません。ヨドバシカメラあたりの模型コーナーで、美少女フィギュアの隣に鉄道模型が並んでいるのを見かけたくらいで、そのような感じを抱いている可能性があるように思います。

                     さらに追求してみましょう。

                    「▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載って」ません。
                     おそらくここで言うホビー雑誌とは100%、ホビージャパンのことだと思いますが、ホビージャパンには殆ど鉄道模型のことなんか書いてありません。
                     その逆で、RMモデルズにロボットの記事なんか書いてないですよね。
                     だから、この人の言っているような雑誌など、存在しないのです。それなのに、何故この人はそういう印象を受けてしまったのか。実は、そこが問題なのだと思います。

                     実は、模型というジャンルの中で、鉄道模型だけが別枠です。厳密にはミニカーやモデルガンなども別枠ですが、それは本論から外れるのでここでは割愛しておきましょう。
                     ホビージャパン誌を読むと分かるのですが、この雑誌はいわゆるガンプラ中心で、それにプラモデル系の各コンテンツがぶら下がります。美少女系や特撮を含めたキャラクター物、戦車・航空機・戦艦などのミリタリー物など。自動車などのスケールモデル。しかし、そのコンテンツの中に鉄道模型は存在しません。
                     他方、プラモデル雑誌の老舗、モデルアートは完全なスケールモデル指向で、美少女フィギュアは殆ど存在しません。しかし、この硬派な模型雑誌のモデルアートですら、鉄道模型のことは殆ど書かれていません。
                     モデルグラフィックス、アーマーモデリングも同様ですね。フィギュアはあれど、鉄道模型はない。

                     では、どうして、くだんの文章を書いた人は、ホビー雑誌に美少女フィギュアと鉄道模型が並列で掲載されているように解釈してしまったのでしょうか?

                     そこが、そもそもの問題の出発点なのだと思います。

                    <さらにつづきます>

                    ※明日は一回お休みして、久々に模型の工作記でも書きますかね。

                    鉄道とアニメ:その1

                    0
                      twitterで鵜飼さんを中心に、鉄道とアニメの関係について語っている内容が非常に面白いので、これを私なりに考えてみることにしました。長い文章になりますので、数回に分けて連載します。

                       元々の発端は、さる人(私の知らない人)の下記発言からスタートしています。

                      「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?って考えてたけど、僕が思うに、彼らの視界に入るからだと思う。〔老薪垢覇韻古垢謀監札魁璽福 と美少女フィギュアコーナーがあって、目につくから ▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載ってて目につくから。」

                       これに対する鵜飼さんのつぶやき、

                      「世間にはそう見えているのかの〜>「鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多い」」

                       から始まって、色々な方々が色々な意見を述べています。Togetterでまとめようとも思ったのですが、豪く面倒くさいのでやめました。誰かまとめてください。<おい

                       まあ、それらの発言を読まずとも、この話は出来るので継続していくことにしましょう。
                       さて、一番問題なのは、やはり最初の発言の中にあります。この文章には色々なトラップがあるんですね。全て分解していきましょう。

                      「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?」

                       ここにおける、「鉄道やってる人」という括りがあまりにも曖昧なのが問題なのです。鉄道を趣味としている人、という解釈をすると、これを読んだ大多数の「鉄道やってる人」から反発が来ることでしょう。おそらく、発言者の言いたい事を補足すると、以下のような形に補完できると思います。

                      「なんで(私の周囲に居たり、秋葉原とかに行って目立つ)鉄道やってる人に、アニメや萌えキャラ好きが多いの?」

                       この人がどういう世代の人かは知らないのですが、おそらく若い人だろうと思います。だから、間違いなく、ここでいう「鉄道やってる人」は、自分の知人か、自分の周囲の狭い世界の中に存在する人たちのことなんでしょうね。
                       単に「鉄道やってる人」と括ってしまうと、お母さんに背負われて毎日踏切に電車を見に行く2歳児から、元国鉄職員で機関士をやっていたという100歳のお爺さんまで、幅広く存在してしまうことになってしまいます。小学生で鉄道やってる人にはアニメ好きは少なくないでしょうし、老人ホームに入って既に痴呆症が出ている鉄道やってる人は、アニメなど接する機会すら無いかもしれません。ですから、「鉄道やってる人」という括りは、あまりにも大雑把すぎるという事になります。

                       しかし、twitter等で「鉄道やってる人」と書かれてしまうと、読む人は間違いなく「自分」を意識してしまうでしょう。ですから、この話に異議を申し立てている人の多くは、自分に置き換えて考えてしまうっているので、話が思い切りややこしくなったのです。
                       
                       そこで、ここでは仮定として、アニメや萌えキャラが好きな世代を10代〜20代男性と仮定した上で、話を進めていくことにしたいと思います。

                       そう仮定するのには理由があります。それを説明するために、まず、次のトラップから考えてみることにしましょう。

                      「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?」

                       この文章には悪意がありますね。悪意とまでは言わないまでも、非常に厭らしい匂いがします。それは、オタクと呼ばれる人たちなら敏感に感じ取ることができる、いつものアレです。
                       一般の人にも分かるように補足してみると、

                      「なんで鉄道みたいな、カッコ悪い、子供っぽい趣味をやってる人に、キモイアニメやエロっぽい萌えキャラが好きな人が多いの?類は友を呼んじゃうのかな?」

                       誤解しないで頂きたいのですが、これを書いている人は、ここまで悪意をこめてはいないと思いますが、受け手の中の何人かの人は、このように感じ取ってしまうのではないでしょうか。だって、いつも周囲からそう言われていますからね。

                       鉄道趣味に対する世間一般人の思いは、未だに変わっていません。趣味のヒエラルキーの中で、鉄道はアニメと同列か、それ以下に低いのです。「子供の頃に熱中するのは分かるが、大人になっても電車好きって幼稚だよな。」という差別意識は、未だに根強いですね。
                       それと同様に、「子供の頃に熱中するのは分かるが、大人になってもアニメ好きって幼稚だよな。」と、書き換えることで、鉄道とアニメが非常に近い立ち位置にいる事がお分かりでしょうか。

                       ※あくまでも世間一般の話であって、ここでは鉄道のヒエラルキーの位置を論ずる気は無いので、そこはご理解下さい。

                       だから、世間は、「鉄道やってる人にアニメ好きが多い」という事が、受け入れやすいのだと言えます。どちらも同じように、女子にはモテないダサい趣味、という意味で。

                       ※アニメが女子には持てないダサい趣味という決め付けは、あくまでも世間一般の話と仮定してのことであって、そこを論じる気はさらさら無いので重ねてご理解下さい。

                      例えば、アニメの代わりに、他の幾つかの趣味を入れてみると、その感覚が分かってくると思います。

                      「なんで鉄道やってる人にトライアスロンやマラソン好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人にゴルフや麻雀好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人にカメラや旅行好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人にスカトロや緊縛好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人に手芸や編み物好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人にパソコンやゲーム好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人にBLやヤオイ好きが多いの?」
                      「なんで鉄道やってる人に化粧やネイルアート好きが多いの?」

                       違和感のないものもあるし、違和感だらけのものがある事が分かりますね。論じる主体に無理がある比較もわざと入れてみました。

                      鉄道やってる人にマラソン好きは少ないでしょう。(すぐ身近に一人、走るモデラーが居ますが)基本、文科系趣味なのですから、体育会系趣味を兼ねている人は少ないと思います。ですから、そういうものが入る事に違和感があるのは分かります。居ないわけじゃないと思いますけど、多くはないですよね。
                      鉄道やってる人は圧倒的に男子だから、BLや化粧が好きな人が多いということも、ありえないですね。あったら怖いですよ。スカトロなんてのは趣味じゃなくて性癖ですから、比較対照にするのが間違いです。

                      ところが、例えば、

                      「なんで鉄道やってる人にゴルフや麻雀好きが多いの?」

                      と、書くと、これはどうでしょう?
                      若い人なら、そんなのありえないと一蹴できますが、これには、
                      「おっさんだから」
                      という答えが無い事もないのです。

                      おっさんが好きな趣味の代表として、ゴルフや麻雀を挙げるならば、おっさんで鉄道やってる人にはゴルフや麻雀が好きな人は少なくないかもしれないですよね。

                      しかし、それはおっさんだからなのであって、おっさん趣味のものならば、何も鉄道に限ったことではありません。盆栽でも囲碁でも何でも当てはまる、という事になります。

                      だからこそ、ここでは明確に、「アニメや萌えキャラ好き」な人が多いかもしれない対象として、一般的な10代から20代の男性に絞るべきだと思うのです。

                      <つづきます>




                      calendar

                      S M T W T F S
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      << June 2018 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      • Zショーティー動力を使ってナローを作る(4)
                        雀坊。
                      • Zショーティー動力を使ってナローを作る(4)
                        YANチョ
                      • 猫屋線まだまだ改造 「田舎湘南」羽後交通っぽいキハ
                        雀坊。
                      • 猫屋線まだまだ改造 「田舎湘南」羽後交通っぽいキハ
                        YANチョ
                      • 猫屋線DLの動力化・・・
                        雀坊。
                      • 猫屋線DLの動力化・・・
                        YANチョ
                      • 猫屋線コンテストでRMM賞を頂きました。
                        雀坊。
                      • 猫屋線コンテストでRMM賞を頂きました。
                        YANチョ
                      • 越後交通 栃尾線の車両たち
                        雀坊。
                      • 越後交通 栃尾線の車両たち
                        Tad

                      recommend

                      recommend

                      recommend

                      recommend

                      profile

                      書いた記事数:264 最後に更新した日:2018/04/22

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM