3Dプリンタとクラフトロボに感じること。

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     Twitterのほうでつぶやいたことなんですが、まとめる意味でブログにも書いておきます。

     3Dプリンタというものが実用化され、それが一般消費者でも購入できる価格帯まで来ています。既に幾つかのメーカーさんが、3Dプリンタで作った製品も発売していますね。

     メーカーが、3Dプリンタとかクラフトロボでキットを作り、それを売るのはいいのです。でも、個人がそれを使って車両を作ることを、果たして自作といって良いのでしょうか?
     否定ではないので誤解しないで欲しいのですが、いくら便利でも、私はそれを使って作ったものは自作とは言わないんじゃないのと思っているだけの話です。だから、個人的には、そういうものは使わないということ。

     3Dプリンタは、設計だけできれば、それを立体化するのは機械がやってくれます。最終形はレジンキットに似ていますが、レジンの場合、原型は自作しなければなりません。レジンの雌型を作ったりするのにも、そこそこの技術を必要とします。
     しかし、3Dプリンタには、そのような技術は要りません。設計だけできれば、あとはプリンタがやってくれます。果たして、それを工作と呼んでいいのでしょうか?図面さえあれば、誰でも同じものが作れてしまうのです。そういうもの作って楽しいのかな?

     個人が3Dプリンタを使って模型を量産し、ガレージキットにして販売するのならありでしょう。でも、個人で作って自分で楽しむものだけのために3Dプリンタを使う意味が私には良く分かりません。工作力の無い人が模型を作るという事なのでしょうか?それを工作と呼んでいいのでしょうか?そのあたりが疑問なのです。

     クラフトロボにも同様のことを感じています。ペーパー車体を自作したことがある人ならお分かり頂けると思いますが、窓枠を切り出すのって物凄く大変なんですが、それを乗り越えて作った車両への愛着はひとしおです。正直、全ての窓枠がキチンと揃ってはいません。でも、そこが自分の工作の味なんだなあ、と思っています。

     クラフトロボにしてしまうと、そこは機械がやってくれます。誰が作っても綺麗に窓が抜ける。そこはある意味、魅力的ではありますが、完成品みたいな仕上がりの自作車両って、作ってて楽しいのかなあ?という疑問も湧いてきます。

     でも、一方で、それは技術に対するひとつの考え方に過ぎないという事も思っています。例えば、穴を開けるのにボール盤を使う人がいますよね。そのほうが便利で確実だから。垂直に穴を開けようとするなら、ハンドドリルよりも何倍も正確に、ボール盤のほうが垂直に穴が開けられます。
     「だから味気ないんだ。ボール盤など使わずに、ハンドドリルを使え!」などとは誰も言いませんね。もちろん私もボール盤を使いたくない、旋盤使いたくないなどとは思いません。

     クラフトロボも実は、それと同じことなんだと思います。自動で穴を開ける機械と、自動で切り抜く機械に、そんなに違いはありません。
     しかし、クラフトロボに感じることと、ボール盤に感じることとは、何故か全く別の感情です。ボール盤は使いたいけれども、使える環境が無いだけ。また、そこまで機材を整備して模型を作ろうとは思わないだけの話です。しかし、クラフトロボは使いたいとは思わない。その違いがどこにあるのか、もう少し自問自答してみたいと思います。


    何で鉄道模型だけ、厄介な名称議論などしているんでしょうねえ。

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        えー、ひょっとしたら地雷を踏んじゃったかもしれませんけれど、不毛な議論には首を突っ込まず、傍から色々考えてみようというわけです。

       私のような雑食系モデラーからみて、鉄道模型が奇異に映るのは、「ゲージ」なる呼称の存在です。他のモデルには縮尺の概念はありますが、ゲージという概念はありません。そりゃそうだ、デンシャは線路の上を走るんだから、縮尺のほかに線路の幅という概念があるんですな。

       ところが、この線路の幅というヤツが、縮尺どおりではない。従って、不毛な議論が後を絶たないというわけです。私がゲージ論を不毛だと思うのは、そのゲージなるものが誕生した時代背景などを無視して、全て現在の視点でしか物事を語っていないという点に尽きます。

       米国型HO(1/87 16.5mm)は、ほぼ縮尺どおりの線路幅なので、これに異を唱える人は居ないでしょう。同様に、HOn3(1/87 10.5mm)も殆ど縮尺どおりです。HOn2 1/2 については、正確には8.8mmゲージとすべきでしょうが、0.5mm単位でまるめ計算することにすれば許容範囲。HOn2については7mmゲージとすべきですが、現実的には6.5mmを使いますね。ここはちょっと意見の分かれるところかもしれませんが、既存インフラを有効に使うという意味合いで、ありだと思います。

       しかしながら、日本で問題になるのは1/80 16.5mmというモノ。私は、このスケールというのは時代背景などを考えると、実によく考えられたものだと思うのです。車両限界と、既存インフラを組み合わせて最大限譲歩し、しかも「他の外国型と組み合わせて走らせても違和感のないサイズ」という事で1/80という縮尺を考え出したのは、非常に理にかなっているものだと思うからです。

       縮尺と狭軌感に拘るなら、国鉄型車両は1/64 16.5mmのSゲージで作るべきだったかもしれません。しかし、1/64の日本型と、1/87のアメリカ型を一緒の線路で走らせるのは物凄く変です。1/64と1/87を同居させるのは、縮尺比率で言うと、1/35と1/48を同居させるのにほぼ近い感覚です。(64:87=35:48)さすがにそれはおかしいと思います。しかし、1/80と1/87の同居は、1/43と1/48の同居にほぼ近いので、これは許容範囲だと思います。
       お座敷レイアウト全盛の時代に、入手しやすいアメリカ型と混在して走らせることの出来た1/80の日本型車両たちは、それゆえ、日本のモデラーだけでなく、HOやOOを楽しんでいる米国や英国のモデラーにも好まれ、世界的にも通用するものになっていったという事だと思います。

       ですから、そのような過去からの流れをぶった切って、ガニマタはカッコよくないから13mmにするとか、1/87 12mmにするというのは、ちょっと違うと思うのですね。
       13mmは、1/80 16.5mmあってこその13mmなのですから、そこを否定してしまっては存在価値がありません。1/87 12mmは、13mmとは切り離して考えるべきで、そこには狭軌感再現というよりも、縮尺統一的な意味あいが強いと思います。

       例えば、HOn30のナローをやっている人が、自分のレイアウトに国鉄の情景を併設するならば、1/80 13mmではなく、1/87 12mmを選択するのが自然な流れです。その意味での12mmはありだと思います。
       でも、そこに1/80 13mmを持ってこようが、1/80 16.5mmを持ってこようが、それこそは個人の勝手だと思うのは私くらいなもんですかね?

       HOにはやたらと拘る人も、Nゲージになるとそうでもない。日本のNゲージは1/150 9mmですが、スケールどおりに作るなら国鉄型は7.1mmゲージにすべきですね。ああ、その意味ではZゲージは6.5mmじゃなくて7mmにすればよかったのにねえ。
       1/150の国鉄型で6.5mmを採用している人たちも若干おられますが、国内のほとんどのNゲージャーたちが、9mmという線路幅にほとんど拘っていないというのも不思議な感覚です。その割には、車体の細かいディテールには妙なコダワリを見せていたりするんですが、それって何だかなあ?という気がしないでもありません。

       結局、みなさん自分がやっているものだけが正しくて、他はダメと考えちゃってるのがいけないと思います。スバルの車が好きで乗っている人に、日産車の良さをいくら語っても無意味でしょう。巨人ファンの人から、弱い大洋ファンなど辞めちまえと言われて黙っていられないのと同じように思うのですよ、ゲージ論とやらは。常勝チームが好きな人には弱小チームを応援する楽しさは永遠に分からないでしょう。それならば、放っておいて欲しいのに、あれこれと口を出すからおかしな話になるのです。

       ゲージ論を見ていて滑稽なのは、呼称にやたらと拘っているという点です。名前なんてどうでもいいじゃないの、と思ってしまうんですけど、世の中そうじゃない人が居るんですねえ。色々比較してみますと、鉄道を趣味としている人には、他の趣味に比べて頑固者が多いようです。それを悪いことだとは言いませんが、もう少し他人の意見を拝聴する(媚び諂う必要はない)、或いは頭ごなしに否定しないという余裕を持って頂きたいと思うのですが、いかがなもんでしょう?

       色々なことにコダワルのは重要なことだと思います。でも、たかが名前に固執して、本筋を忘れてしまっては意味がありません。模型は作ってナンボの世界、鉄道模型には、さらに走らせて楽しむという醍醐味があります。そこを忘れて、規格のみにコダワリ続ける事に、何の意味があるのでしょうか?

       私は、そういう意味でも、一般的な縮尺を捨て、1/35 16.5mm とか、1/72 9mm なんていうヘンテコな模型を作ることにコダワッテいるのかもしれません。それも皮肉っぽいことなのでしょうか?


       


      レイアウト・ジオラマ・地面

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          しばらく工作が停滞しそうな雰囲気なので、少しの間、文字のネタだけでお付き合い下さい。

         レイアウトの呼称問題がtwitter上を賑わしていたのでひとこと。

         鉄道模型で、本物そっくりの箱庭みたいなミニチュアを作り、模型の電車を走らせる設備を「レイアウト」という。「ジオラマ」とは言わない。

         初めて鉄道模型のレイアウトを知ったのは、TMSの特集「たのしい鉄道模型」で紹介されていた、「組み立て式レイアウト」なるものであった。明昌鉄道だったかな?
         「レイアウト」という言葉は、今では割と一般的に使う言葉になっているが、70年代前半には、まだ一般的な言葉ではなく、鉄道模型の専門用語のように思っていた。
         「レイアウト=配置とか割付」という意味を知って、なるほどと思ったものだった。

         一方で、プラモデルの世界に於いては、作った戦闘機や戦車を、同スケールで作ったシーナリィの上に置いて写真を撮ることを、「情景写真」と呼んでいた。
         これが、いつのまにか「ジオラマ」という言葉に代わった。

         ジオラマという言葉自体は昔からあったようで、箱庭風の投影機のことを指すらしいが、プラモデルの世界で一般的に使うようになったのは70年代からだと思う。

         ところが、何故か鉄道模型の世界ではジオラマという言葉は殆ど使われていない。走るもの=レイアウト、走らないもの=ジオラマのような印象があるからかもしれない。そのような、車両の走らない情景は、ジオラマというより「シーナリィセクション」と呼んでいた。
         セクションレイアウトみたいな用語も出てきて、これはいわゆるエンドレスではないエンドTOエンドのレイアウトや、走らせることを主眼としていないレイアウトを呼ぶときに使われていた。

         プラモ界においては、TMS的位置づけにある老舗雑誌に、モデルアートという本があり、その中で「ジオラマ講座」が開かれたあたりから、ジオラマという言葉が定着していったように思うが、後発のモデルグラフィックスあたりはフランス語由来のジオラマという言葉に反発(?)して、英語発音のダイオラマを使うようになっていた。この手の言葉の言い換えは、後発雑誌がよくやる手法で、既に定着している用語に新しい言葉をつけて、それをスタンダード化して主導権を握ろうという考え方だ。
         ドイツのタイガー戦車、パンサー戦車は、ティーガー、パンターと呼びかえられて久しいが、これも後発のダイオラマの人たちが言い出したものである。dioramaが、原語のフランス語読みのジオラマではなく英語読みのダイオラマなのに、tiger、pantherを原語のドイツ語読みにするのは矛盾してないかい?とか厭味を言いたくなっちゃうけどね。
         処で、一時期訳知り顔でティーゲル、パンテルなどと呼んでいた人たちはどこへ消えたのだろう?

         鉄道模型でも似たような呼び変えがあって、RMM誌あたりが始めた「地面」という呼び名がそれに該当する。「レイアウト」という素晴らしい用語があるのに、何を今更「地面」だという気がしないでもないんだが、ダイオラマ同様、そこから鉄道模型に入った人は、逆に「レイアウト」という言葉のほうが奇異に感じるかもしれない。私は、昔から「レイアウト」一筋で育ってきたので、「地面」という呼び方には違和感を感じるのだが、まあ、目くじらを立てるほどのことでもない。

         ウチの方針としては、「レイアウト」が基本で、時と場合によって「セクション」「パイク」「モジュール」を使い分けていこうと思う。そういえば、「モジュール」を「モズール」と呼ぶ方々もいるね。あれの出自はどこなんだろう?

         さて、そんなわけで、そろそろ軽便祭に向けて、次のレイアウトを仕込んでいかねばならないのだが、諸般の事情で、前回お披露目したDMCのスイッチバック・モジュールは解体せざるを得なくなってしまった。

         これに代えて何か小品を作りたいのだけれど、今年は時間的余裕も金銭的余裕もないのが辛い。さて、どうなることやら。


         


        鉄道とアニメ:その3

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           さて、書くほうはすっかり飽きてしまったこのテーマですが(おい)、中途半端なまま辞めるのもアレなので、一応最後まで書いていきましょうか。

           前回の日記で、何故美少女フィギュアと鉄道模型が一緒の雑誌に掲載されているかのような誤解を受けたのか、という話でした。この点を突き詰めてみます。

           端的に言ってしまえば、世間一般の人には、鉄道模型もプラモデルも美少女フィギュアも全て同列なのです。「模型」というジャンルで括れば、ここにはモデルガンやミニカーも加わってきます。まあ、それだけの事なんだと思います。深く考える必要はないんです。

           要するに多くの趣味の中で、模型に該当する部分が十把一絡げになっているだけの話なのだと思います。模型に興味ない人の模型に対する認識なんて、その程度でしょう。

           逆の話をしてみます。例えば、軟式テニスと硬式テニスは色々な意味で違うスポーツですが、テニスをしない人たちにしてみれば、同じテニスという枠で括られてしまいます。軟式テニスが上手い人が硬式テニスも上手いかというと、そんなことはありません。(もちろん、両方上手な人もいるでしょう)
           鉄道趣味の中でも同じことが言えますね。乗り鉄と撮り鉄、模型鉄はそれぞれ相容れない部分もあるし、クロスする部分もあります。ですから、ひとえに鉄道趣味と言っても千差万別なわけです。

           ところが、そんなことは鉄道に興味のない人にとっては瑣末な違いでしかありません。従って、鉄道に興味のない人から見れば、鉄道好きはみんな一緒。誰でも新幹線が好きで、時刻表を見るのが好きで、乗っていない路線に乗るのが好きで、電車に乗ったら先頭車でかぶりつくのが好きで、Nゲージを集め、廃止になる電車を追いかけて大騒ぎするものだと思っています。(私はひとつも当てはまりませんが)

           ですから、ここでいう「鉄道やってる人」は、幾らでも置き換えがききます。「戦車模型をやってる人」でも、「ガンプラ作ってる人」でも、同じことだと思うのです。

           そういう乱暴な括り方をしてしまうと、それは、悪意を持ったステレオタイプな鉄ちゃんの姿に集約されていきます。要は、一番嫌われるタイプの、うざったい鉄道ファンというヤツですね。そこに、気持ち悪い趣味の代表としての美少女フィギュアが結びついて、鉄道やってる人はアニメや美少女フィギュアが好き、という、悪意のある設定になってしまうのだと思います。

          しかし、その中にドールハウスはありません。シルバニアファミリーもない。リカちゃん人形もありません。美少女フィギュアとリカちゃん人形は似て非なるものです。

           それは何故か。

           リカちゃん人形は女の子の趣味ですが、美少女フィギュアは「男性」の趣味です。(例外もあるでしょうけど、例外を気にしていたらきりがないので)そこに悪意が生まれる隙が出来るという事なんだと思いますね。美少女フィギュアっていうのは、趣味のヒエラルキーの中ではかなり下賤な趣味と思われていると思います。かなり痛い系の趣味ですよね。それは、男性の性的欲求を満足しうるもの、という意味も含めて、あまりおおっぴらに出来ない趣味だからではないでしょうか。

           鉄道趣味も圧倒的に男性の趣味です。さらに、鉄道に興味がない人に言わせれば、鉄道趣味は、どちらかと言えば子供の趣味であって、「いい年こいて電車が好きなんてみっともない」的な扱われ方をしているのに対して、美少女フィギュアも「みっともない」趣味の代表格みたいなもんです。ですから、これらが結びつくのは容易なのだと思います。

           私は美少女フィギュアもアニメも、それぞれ立派な趣味だと思っています。美少女フィギュアは、ちょっと他人には見せられないかもしれないけれど、模型趣味をやっている者として、純粋な模型として美少女フィギュアを見た時、その造型とか塗装技術には参考になる点がいくつもあります。アニメについては言わずもがなですね。

           ですから、このような話をされたとき、いたずらに反発するのは逆効果なのではないでしょうか。平然と受け流すくらいの気持ちが必要です。むきになって、「鉄道ファンに美少女フィギュア好きなどいない。いても少数派だ」などと言い出すと、かえって悪い印象を相手に与えてしまうのではないでしょうか。「美少女フィギュア、いいじゃん」くらいのフトコロの深さが欲しいものです。

           では、本当に鉄道やってる人で、美少女フィギュアが好きな人は少ないのか。

           買いもしないし、興味もないふりをしつつ、実は結構隠れファンがいるような気がするんですが、いかがなもんでしょう。

           ええ、私は好きですよ。絶対買わないけど。(笑)

          <おわり>




          鉄道とアニメ:その2

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             昨日の続きです。初見のかたは、是非その1から読んでください。

             まず、おさらいの意味で、大元の発言を再掲してみましょう。

            「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?って考えてたけど、僕が思うに、彼らの視界に入るからだと思う。〔老薪垢覇韻古垢謀監札魁璽福 と美少女フィギュアコーナーがあって、目につくから ▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載ってて目につくから。」

             おそらく多くの鉄道模型好きが、異を唱えるんじゃないでしょうか。
            「模型店で同じ店に鉄道コーナー と美少女フィギュアコーナーがあっ」たりしませんよね。一般的に、鉄道模型の店に美少女フィギュアコーナーなどありません。

             では、何故この人はそのような錯誤をしたんでしょうかね。
             実は、そのような形態を取っている店が、都内には2件ほどあります。
             ひとつは、秋葉原のボークス。ここは一階がフィギュアコーナーで、二階に鉄道模型やプラモデルなんかを売っています。ここに来れば、嫌でも美少女フィギュアの気持ち悪い(失礼)ポスターを掻い潜らないと、目的地に辿り着けません。
             もうひとつは、同じ秋葉原にある、LAOXアソビットシティ。ここは美少女フィギュアから始まってなんでもかんでもある。鉄道模型コーナーは5階にありますので、エレベーターを使わないで行くと、キャラクター系やガンプラの階を通り抜けて上がっていかねばなりません。

             そのほかには、ヨドバシカメラの模型コーナーなんかにも、鉄道模型と一緒に美少女フィギュアが置いてあったりしますが、その横にはガンプラもあったりしますから、鉄道だけでなく模型全般という感じです。

             一方で、同じ秋葉原でも、皆さんご存知のIMONやタムタム、ポポンデッタ、GMストアなんかに美少女フィギュアはありません。(鉄道むすめとかはありますが)
             ですから、これを書いた人は、間違いなく「鉄道模型専門店」に足を踏み入れたことはないのでしょう。もしかしたら、ボークスやアソビットシティすら入ったことがないのかもしれません。ヨドバシカメラあたりの模型コーナーで、美少女フィギュアの隣に鉄道模型が並んでいるのを見かけたくらいで、そのような感じを抱いている可能性があるように思います。

             さらに追求してみましょう。

            「▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載って」ません。
             おそらくここで言うホビー雑誌とは100%、ホビージャパンのことだと思いますが、ホビージャパンには殆ど鉄道模型のことなんか書いてありません。
             その逆で、RMモデルズにロボットの記事なんか書いてないですよね。
             だから、この人の言っているような雑誌など、存在しないのです。それなのに、何故この人はそういう印象を受けてしまったのか。実は、そこが問題なのだと思います。

             実は、模型というジャンルの中で、鉄道模型だけが別枠です。厳密にはミニカーやモデルガンなども別枠ですが、それは本論から外れるのでここでは割愛しておきましょう。
             ホビージャパン誌を読むと分かるのですが、この雑誌はいわゆるガンプラ中心で、それにプラモデル系の各コンテンツがぶら下がります。美少女系や特撮を含めたキャラクター物、戦車・航空機・戦艦などのミリタリー物など。自動車などのスケールモデル。しかし、そのコンテンツの中に鉄道模型は存在しません。
             他方、プラモデル雑誌の老舗、モデルアートは完全なスケールモデル指向で、美少女フィギュアは殆ど存在しません。しかし、この硬派な模型雑誌のモデルアートですら、鉄道模型のことは殆ど書かれていません。
             モデルグラフィックス、アーマーモデリングも同様ですね。フィギュアはあれど、鉄道模型はない。

             では、どうして、くだんの文章を書いた人は、ホビー雑誌に美少女フィギュアと鉄道模型が並列で掲載されているように解釈してしまったのでしょうか?

             そこが、そもそもの問題の出発点なのだと思います。

            <さらにつづきます>

            ※明日は一回お休みして、久々に模型の工作記でも書きますかね。

            鉄道とアニメ:その1

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              twitterで鵜飼さんを中心に、鉄道とアニメの関係について語っている内容が非常に面白いので、これを私なりに考えてみることにしました。長い文章になりますので、数回に分けて連載します。

               元々の発端は、さる人(私の知らない人)の下記発言からスタートしています。

              「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?って考えてたけど、僕が思うに、彼らの視界に入るからだと思う。〔老薪垢覇韻古垢謀監札魁璽福 と美少女フィギュアコーナーがあって、目につくから ▲曠咫嫉┿錣謀監擦筌侫ギュアやロボットが一緒になって載ってて目につくから。」

               これに対する鵜飼さんのつぶやき、

              「世間にはそう見えているのかの〜>「鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多い」」

               から始まって、色々な方々が色々な意見を述べています。Togetterでまとめようとも思ったのですが、豪く面倒くさいのでやめました。誰かまとめてください。<おい

               まあ、それらの発言を読まずとも、この話は出来るので継続していくことにしましょう。
               さて、一番問題なのは、やはり最初の発言の中にあります。この文章には色々なトラップがあるんですね。全て分解していきましょう。

              「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?」

               ここにおける、「鉄道やってる人」という括りがあまりにも曖昧なのが問題なのです。鉄道を趣味としている人、という解釈をすると、これを読んだ大多数の「鉄道やってる人」から反発が来ることでしょう。おそらく、発言者の言いたい事を補足すると、以下のような形に補完できると思います。

              「なんで(私の周囲に居たり、秋葉原とかに行って目立つ)鉄道やってる人に、アニメや萌えキャラ好きが多いの?」

               この人がどういう世代の人かは知らないのですが、おそらく若い人だろうと思います。だから、間違いなく、ここでいう「鉄道やってる人」は、自分の知人か、自分の周囲の狭い世界の中に存在する人たちのことなんでしょうね。
               単に「鉄道やってる人」と括ってしまうと、お母さんに背負われて毎日踏切に電車を見に行く2歳児から、元国鉄職員で機関士をやっていたという100歳のお爺さんまで、幅広く存在してしまうことになってしまいます。小学生で鉄道やってる人にはアニメ好きは少なくないでしょうし、老人ホームに入って既に痴呆症が出ている鉄道やってる人は、アニメなど接する機会すら無いかもしれません。ですから、「鉄道やってる人」という括りは、あまりにも大雑把すぎるという事になります。

               しかし、twitter等で「鉄道やってる人」と書かれてしまうと、読む人は間違いなく「自分」を意識してしまうでしょう。ですから、この話に異議を申し立てている人の多くは、自分に置き換えて考えてしまうっているので、話が思い切りややこしくなったのです。
               
               そこで、ここでは仮定として、アニメや萌えキャラが好きな世代を10代〜20代男性と仮定した上で、話を進めていくことにしたいと思います。

               そう仮定するのには理由があります。それを説明するために、まず、次のトラップから考えてみることにしましょう。

              「なんで鉄道やってる人にアニメや萌えキャラ好きが多いの?」

               この文章には悪意がありますね。悪意とまでは言わないまでも、非常に厭らしい匂いがします。それは、オタクと呼ばれる人たちなら敏感に感じ取ることができる、いつものアレです。
               一般の人にも分かるように補足してみると、

              「なんで鉄道みたいな、カッコ悪い、子供っぽい趣味をやってる人に、キモイアニメやエロっぽい萌えキャラが好きな人が多いの?類は友を呼んじゃうのかな?」

               誤解しないで頂きたいのですが、これを書いている人は、ここまで悪意をこめてはいないと思いますが、受け手の中の何人かの人は、このように感じ取ってしまうのではないでしょうか。だって、いつも周囲からそう言われていますからね。

               鉄道趣味に対する世間一般人の思いは、未だに変わっていません。趣味のヒエラルキーの中で、鉄道はアニメと同列か、それ以下に低いのです。「子供の頃に熱中するのは分かるが、大人になっても電車好きって幼稚だよな。」という差別意識は、未だに根強いですね。
               それと同様に、「子供の頃に熱中するのは分かるが、大人になってもアニメ好きって幼稚だよな。」と、書き換えることで、鉄道とアニメが非常に近い立ち位置にいる事がお分かりでしょうか。

               ※あくまでも世間一般の話であって、ここでは鉄道のヒエラルキーの位置を論ずる気は無いので、そこはご理解下さい。

               だから、世間は、「鉄道やってる人にアニメ好きが多い」という事が、受け入れやすいのだと言えます。どちらも同じように、女子にはモテないダサい趣味、という意味で。

               ※アニメが女子には持てないダサい趣味という決め付けは、あくまでも世間一般の話と仮定してのことであって、そこを論じる気はさらさら無いので重ねてご理解下さい。

              例えば、アニメの代わりに、他の幾つかの趣味を入れてみると、その感覚が分かってくると思います。

              「なんで鉄道やってる人にトライアスロンやマラソン好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人にゴルフや麻雀好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人にカメラや旅行好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人にスカトロや緊縛好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人に手芸や編み物好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人にパソコンやゲーム好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人にBLやヤオイ好きが多いの?」
              「なんで鉄道やってる人に化粧やネイルアート好きが多いの?」

               違和感のないものもあるし、違和感だらけのものがある事が分かりますね。論じる主体に無理がある比較もわざと入れてみました。

              鉄道やってる人にマラソン好きは少ないでしょう。(すぐ身近に一人、走るモデラーが居ますが)基本、文科系趣味なのですから、体育会系趣味を兼ねている人は少ないと思います。ですから、そういうものが入る事に違和感があるのは分かります。居ないわけじゃないと思いますけど、多くはないですよね。
              鉄道やってる人は圧倒的に男子だから、BLや化粧が好きな人が多いということも、ありえないですね。あったら怖いですよ。スカトロなんてのは趣味じゃなくて性癖ですから、比較対照にするのが間違いです。

              ところが、例えば、

              「なんで鉄道やってる人にゴルフや麻雀好きが多いの?」

              と、書くと、これはどうでしょう?
              若い人なら、そんなのありえないと一蹴できますが、これには、
              「おっさんだから」
              という答えが無い事もないのです。

              おっさんが好きな趣味の代表として、ゴルフや麻雀を挙げるならば、おっさんで鉄道やってる人にはゴルフや麻雀が好きな人は少なくないかもしれないですよね。

              しかし、それはおっさんだからなのであって、おっさん趣味のものならば、何も鉄道に限ったことではありません。盆栽でも囲碁でも何でも当てはまる、という事になります。

              だからこそ、ここでは明確に、「アニメや萌えキャラ好き」な人が多いかもしれない対象として、一般的な10代から20代の男性に絞るべきだと思うのです。

              <つづきます>




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              • 猫屋線まだまだ改造 「田舎湘南」羽後交通っぽいキハ
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              • 猫屋線コンテストでRMM賞を頂きました。
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