趣味の入門書(その2)「Little Red Caboose」

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    2冊目の入門書は、何故か洋物で、「Little Red Caboose」という本だ。



    絵本であるが洋物なので、内容は勿論英語である。当然読めないので絵だけ楽しんでいた。絵本なので、文字が読めなくても何となく話の内容がわかる。親もそんなに英語が得意な世代ではないので、読んで貰うことは出来なかった。
    ただ、私が洋ものの鉄道、特にアメリカ型に抵抗が無いのは、この本と「世界の機関車」のおかげかもしれない。

    これも、いつのまにか無くなってしまったので、最近買い直した。昔、親しんだ絵本を手に入れるのは、独特の思いがある。

    中学生くらいになって、英語の辞書を買って貰ったので、この本を翻訳してみた。
    以下のようなあらすじになる。

    ***

    貨物列車の先頭には黒い機関車がいる。続いてボックスカー、タンク車、石炭車などが続く。そして最後には赤い小さなカブースが連なっている。

    ボックスカーやタンク車の並びは時々変わるが、カブースはいつも最後に繋がっている。




    子供たちは貨物列車が来ると手を振る。ボックスカーにも手を振る。タンク車や石炭車にも手を振る。

    でも、最後のカブースが通過するころには、みんないなくなっている。カブースには誰も手を振ってくれない。機関車になったり、貨車になれればみんな手を振ってくれるのに、自分には手を振ってくれない。機関車になりたいなあ、と、カブースは思う。

    ある時、貨物列車が長くて高い山道を登っていた。あまりにも長くて急なので、スリップして登れなくなってしまう。段々スピードが遅くなっていく。



    最後尾で必死にブレーキをかけ、列車が滑り落ちるのを食い止めていたのは、赤い小さなカブースであった。列車は何とか滑り落ちていくのを食い止められた。

    その時、下から黒い機関車2両がやってきた。カブースに繋がって、下から列車を押していく。それを見ていた森の動物たちがみんな拍手をした。

    やっと平らな道に出ると、みんなが手を振っている。今度は、カブースにも手を振ってくれている。

    赤いカブースは、今日も列車の最後に繋がっている。

    ***

    という物語である。かなり有名な絵本らしく、歌も作られているそうだ。

    この本のおかげで緩急車好きになったと言っても過言ではない。日本の緩急車、車掌車は、他の貨車同様黒く味気ないもので、カブースの赤い車体と屋根上のキューポラに憧れた。
    国鉄末期にヨ8000という、カブースっぽい外観の車掌車が登場し、これはとても好きな貨車のひとつであった。

    そういえば、突然思い出したのだけれど、幼稚園から小学校に上がる頃、我が家には鉄道模型があった。ディーゼル機関車と貨車2両とカブースで、この模型と一緒にこの絵本を買って貰ったのではないかと思う。おそらくクリスマスプレゼントか誕生日プレゼントであろう。

    今にして思えば、TTゲージくらいの大きさだったと思われる。レールはプラ製で、機関車に動力が仕込まれていたはずだ。鉄道模型というよりは、鉄道トイに近いものだと思うのだが、これがプラレールを除けば、我が家に始めて来た鉄道模型ではないかと思う。例によってガンガン走らせて壊してしまい、機関車と貨車は、そのままどこかへ行ってしまったが、カブースだけは大切に保存していた記憶がある。

    この日記を書くまですっかり忘れていた。良い事を思い出した。


    +++

    ところで、前回の日記で、東海道線をよく見ていたという話を書いたが、当時撮影した写真が出て来たので貼っておこうと思う。オリンパスペンで小学生時代に撮影したものなので、写真の出来は問わないように。



    EF65 500番台牽引の特急富士。勿論20系客車である。撮影場所は東海道線の辻堂駅、茅ケ崎寄りの踏切からだと思われる。
    横に映っているプレハブ家屋の辺りは、現在自転車屋になっている。
    その奥に、松下電器の電池工場(下請けかもしれない)があり、小学校の頃に見学に行ったりしたのだが、とっくに無くなっている。今は跨線橋が出来ているので見る影もない。

     


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