猫屋線改造(その1)分解と塗装剥がし

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    さて、いよいよ妄想から現実の改造に取り組んでいきたいと思います。

    まずは塗装剥がしから。

    このブログを読まれているかたはNゲージの塗装剥がしなど未経験のかたも多いと思うので、少し詳しく解説してみます。

    車輌は、下回りを外してボディを分解します。ホハフは屋根も分解できるので、バラバラにしましょう。



    まず、窓ガラスを外します。ホハフのほうは3分割のパーツになっているので、まず、真ん中のパーツを外します。これは、指で窓の内側を抑えて少しずつずらしながら外すと、比較的簡単に外れます。例によって、ドライバーなどでこじると傷がつきますので、時間をかけても手で作業してください。

    真ん中の窓ガラスパーツが外れれば、ドア部のパーツは簡単に外せます。



    次に屋根ですが、矢印の突起8カ所でボディにはめ込まれていますので、これを少しずつ、木の棒の尻などで押しながら外します。慎重にやらないと折れるので注意してください。最終的には接着してしまうので、1〜2本折れても大丈夫ですが。



    キハの窓を外します。こちらは1個のパーツなので、少し面倒です。まず、両側のヘッドライトを抜きます。指でつまんで上方向に引き抜けば外せます。

    この穴に、つまようじを差し込んで窓パーツを押し下げます。つまようじでは少し太いので、竹ひごみたいなものがあれば一番良いですが、そのあたりは各自工夫のこと。

    側面のドア窓のところに、隙間が出来るまで引き下げ、そこにつまようじを差し入れます。



    写真のような状態で、飛び出たつまようじの部分を抑えてぐいっと下げると、一気に窓パーツが下まで下がりますので、あとは指を使って引っ張り出せば、比較的簡単に外せます。

    また、ベンチレーターが要らない人は、箱の状態のまま車体をマスキングテープで養生して、カッター等でベンチレーターを削り取ると、穴が開きますので、その穴につまようじ等を突っ込んで押すという手もあります。(つまようじ大活躍なのね!)



    分解したパーツをIPA漬けにします。カー用品コーナーで売っている水抜き剤がそれです。ただし、必ずガソリン車用のIPA99%以上のものを買って下さい。ディーゼル車用のものだと、余計な成分がたくさん入っているので効果がありません。180ml入りで税込230円くらい。

    100円ショップ等で買って来た500cc入りくらいの広口瓶(ポリ製でも可。きっちり蓋が締められるもの)や、タッパーウェアなどに、分解した車体を入れ、IPAを流し込みます。

    IPAは、イソプロピルアルコールの略で、プラ車体に傷をつけることなく塗装を剥がしてくれます。ただし、人体への悪影響はシンナーの比ではありませんので、過剰吸引や手に着かないように注意してください。アルコールという名前ではありますが、中核神経や肝臓・腎臓機能障害、発ガンなどの危険性がありますので、洒落になりません。

    また、IPAは発火の危険性もあるため、締め切った室内で石油ストーブなんかつけながら作業したら確実に死にますので、絶対に禁止。作業はゴム手袋(薄いものだと浸透するので意味が無い)をしながら、屋外で行うことを推奨します。



    24時間くらい漬けておくと、このように表面に気泡が出来て塗装が剥がれてきます。
    個人的感想ですが、ものによっては24時間では足りないかな?赤は比較的剥がれやすいですが、クリーム色が少々手ごわい感じ。48時間くらい漬けておくと、かなり勝手にはがれるような気もします。(潜水艦派遣作戦なのね!:誤)

    急がば回れですが、長期間漬け込み過ぎると車体が縮むことがあるようなので、48時間くらいが限度かと思います。

    IPAの液に漬けたまま、歯ブラシ(使い古しのもので良い。穂先を少し切って固めにしておくとよい)で擦ると塗装が落ちていきます。

    剥がすことを主体で考えると、広口瓶よりタッパーのほうが使い勝手が良いですが、使う液の量はタッパーのほうが多くなりがちです。逆に広口瓶は、倒して液がこぼれる危険性がありますので一長一短です。また、タッパーを使う場合、車体が完全にIPA溶液に浸かり、さらに1cmくらい余裕が欲しいので、それなりの深さのものが必要になります。このあたりはお好みで。

    車体を引き上げてから剥離作業を行うと、剥離した塗料が再固着してしまう事があるので、あまりお勧めしません。

    塗料が剥がれたら引き上げ、中性洗剤などを使って水洗いしておきます。この時、残った塗料があると車体にこびりついてしまうので注意。引き上げた後、使い古しのハンカチなどで包み、残った塗料を擦り取ったり、つまようじ等でこそげ落としておいたほうが良いでしょう。



    これが塗料が落ちた状態です。ドア部の隅などに、どうしても塗料が残ってしまうので、あとはカッターや紙やすりなどで落とします。

    さて、色を落とすと俄然、改造したくなりますね。なるべく無駄を出さないような切り継ぎ加工が出来れば良いなと思うのですが。本格的加工は週末からです。

    ※補足) 塗料のカスが溜まったIPAの液は、ペーパータオル等で濾して再利用が可能です。一度使ったもののほうが良く落ちるなどの証言もあるようです。
     
     

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