鉄道エロ本考古学

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    ウチのブログでアクセスが多い日記に「鉄道エロ本収集趣味」というページがあります。まあ、エロ本とかでアクセスしてくる人が多いだけなんですが。
    まさか第2回があるとは思っても居ませんでした。

    可愛らしい女子高生が3人で、どこかの線路を歩いています。
    さて、ここはどこでしょう?



    そんなん分るわけないやん!と思ったあなたは甘い!!
    ここは、北海道小樽に存在した手宮線です。

    この位置を特定するための経緯がこちら「【解決】撮影地はなんと北海道の小樽!【驚天動地】」にまとめられていますので、興味のあるかたは是非ご覧ください。

    バスマニアの人による、後のバスの特定からの流れが素晴らしいです。私も多少の協力をさせて頂きましたが、圧巻だったのは航空写真での特定ですね。青い屋根の家と赤い屋根の家の位置関係を見ても、決定的証拠と思われます。

    これは、ミリタリーモデラーのなぢさんがまとめていらっしゃるのですが、その後の撮影日と撮影時間の特定なども素晴らしい仕事で、モデラーとして実物検証をされている方なりのこだわりが感じられます。

    その中でもうひとつ、こんな写真が公開されています。
    さて、ここはどこでしょう?



    私なりに検証してみました。

    まず、このモデル「小川恵子」さんがロケに行ったと思われる場所が、現在3カ所特定されています。ひとつは上記の小樽。前回紹介した写真に写っていた富士急。そして、別の写真から特定されている日光周辺。この3カ所から絞ってみました。

    鉄道クラスタ的に見た時、まず跨線橋の形に目が行くのではないでしょうか。このような形の跨線橋は比較的少ないと思います。開放型なので、北海道ではないでしょう。
    ここでまず、小樽が候補から消えます。

    国鉄ではあまり見かけない跨線橋スタイルという事で、富士急が候補に挙がって来ました。さて、富士急にある跨線橋というと、唯一、禾生(かせい)駅にあるのみです。しかし、画像を検索してみると、似ても似つかぬ姿でした。しかもかなり特徴的なスタイルです。
    35年前なので、架け替えられている可能性も否定できませんから、これは当時の写真を漁るしかないでしょうね。

    さて、富士急の検証は諦め、最後の候補地である日光周辺を調べてみます。
    まずは東武日光線ですが、ここには25駅もあり、しかもここ20年くらいでかなり改装されていますので、後回しにして、JR日光線から調べてみましょう。日光線は中間駅5駅です。
    宇都宮から行きます。鶴田駅。島式ホームなのと、跨線橋の形が違いますね。
    鹿沼駅。これも跨線橋が違います。しかし、ホームの構造が似ています。三段ブロック積みですね。よく見ると、これは大谷石ではないでしょうか?やはりこのあたりの駅なんでしょうかね。

    さて、続くは文挟(ふばさみ)駅。おおっ、この跨線橋!ビンゴじゃないでしょうか?



    興奮を抑えて確証してみましょう。



    まず、跨線橋写真での比較。
    跨線橋の特徴的なリブが一致しています。この形状は比較的珍しいので、確度は高いと思います。次に、階段裏のトタンで仕切られた小さな建物。これはトイレですね。トイレ前に立てられている目隠しでしょう。後側の壁のデザインも同じです。そして、その前にある手摺の存在。警戒色から単色に変更されていますが、ほぼ同じと思って良いでしょう。大谷石3段積みのホームも同じです。



    別の写真を見てみます。
    後がピンボケなので難しいですが、2つの信号機の位置、背後の景色も同じように思えます。ほぼ確定と思って良いのではないでしょうか?



    反論をひとつ上げてみましょう。この写真には架線が写っていません。非電化路線ではないのか?



    跨線橋の上から撮影しているはずです。この位置から撮った場合、架線はフレームに収まりません。従って、非電化路線とは確定出来ないし、架線を写さずに撮影可能と思います。

    出来れば同じ位置の写真が欲しいですね。他のかたからも、動画検証で文挟ではないかという話が出ているようです。これは是非現地で確認したいですねえ。

    ***

    このように、古い写真から、その撮影場所を推理するのがこんなに楽しい作業だとは思いませんでした。まさに考古学と言えるでしょう。これは、往年のアイドルの写真集なんかにも適用できますね。でも、アイドルの写真集では、こんなに熱中して調べないと思います。我々を突き動かす衝動は、それがビニ本の、エロではない写真だからだと思います。

    もうひとつ、ビニ本の、エロではない流しカットなのに、写真のクオリティがかなり高いというのも、こういった調査をさせる原動力なのではないかと思います。

    さて、もう一枚、鉄道には絡んでいませんが、私が発見した撮影地をご紹介して、〆たいと思います。ほぼ同じ位置から撮った写真です。これは当たりですね。



     

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